優先順位をつけるのが苦手なあなたへ

何を優先したらいいのか迷ったら

経験によって優先順位の判断力を高める

日々の経験を大切にすることが判断力を養うコツ

日々の経験を大切にすることが判断力を養うコツ看護師の現場では突然指示変更や患者さんの容態が急変することなど、常に環境が変化していくことが多いためなかなか思う通りに仕事が進まないということがほとんどです。1日の初めにスケジュールを立てたとしてもなかなかそのスケジュールに沿って動けることは少なく、環境の変化に合わせて動くことが求められます。

正しい判断力を付ける

このような仕事現場であるため、看護師は優先順位を正しく判断して行うべきことを決定して変化のある環境下でも円滑に業務を進められるようになる必要があります。最初の頃は難しいかもしれませんが、日々の経験を大切にしていくことができればこの判断力を養っていくことができます。優先順位の決定に役立つ判断力を養うコツについて紹介しますのでご参考ください。

助言をもらう

優先順位を決定するためには経験と実践がなによりも大切です。そしてこの経験と実践から最大限の経験値を得るためには既に円滑に業務を進めていくことのできている先輩たちを参考にしましょう。自分がどのように1日の仕事の流れを考えているのかを教育担当の看護師に相談して助言をもらいます。
そしてこの助言を元にしてまずは自分で業務を行っていき、経験を得た上でさらにどうすれば良くなるかを自分で考えます。そしてその自分が考えた結果をさらに教育担当の看護師に相談して、再度どうしていくと良いのかという点をアドバイスしてもらいましょう。これらを繰り返していくことによって実践をしながら優先順位を的確に判断した仕事を考えられるようになります。

体験を大事にする

毎日同じ患者さんと接したり同じ部屋持ちであっても毎日がまったく同じということはありません。昨日していた方法が今日は全く通用しないということもあります。これは患者さんの1日は決まっているようで急な変更や追加処置などの対応が求められるため、やはり柔軟な対応が求められているからです。そのため、どんな小さなことであっても一度体験した業務は意識的に心の中に留めようとすることが大切です。
また、自分の体験というのはとても大きい経験値ですが、先輩の対処や動きといった参考になるお手本を見ることも重要な体験と言えます。自分が迷ってしまうことに対して先輩はどのように対処しているのかをよく観察しましょう。また自分が迷っていることではなくても、先輩看護師の柔軟な発想が見れた際は貴重な体験ですので自分の経験値になるように意識することは大切です。これらの体験を大切にしていくことで、自然と自分がすべきことの判断が経験から導き出されるようになっていきます。