優先順位をつけるのが苦手なあなたへ

何を優先したらいいのか迷ったら

正しい優先順位を把握するために

優先すべき仕事を把握することが大事

優先すべき仕事を把握することが大事生産性を意識して効率よく働くことに関して、看護師で言えば患者さんと1人1人丁寧に接しつつミスなく多くの仕事をこなすことと言えます。そしてこれらは仕事の優先順位を意識することで効率よく、且つ丁寧に患者さんと接することができるようになります。つまり優先度を高める行為は看護師であれば欠かせない要素ということがわかります。ではこの仕事の優先順位の本質に関して理解していきます。

重要度と緊急度

仕事の優先順位を決めることを考えた場合には、重要度と緊急度で測ることが一般的です。重要であり緊急のもの、重要で緊急ではないもの、緊急ではあるが重要ではないものの3つに分けて考えることができます。しかし、重要度と緊急度で仕事の優先順位を付けてしまうと、2つの理由から実は優先順位を決めるのが難しくなります。
1つに重要度と緊急度では仕事を分類することが極めて難しいという理由です。例えば仕事で緊急を要するものというのは重要であると認識してしまうことがほとんどのケースであるため、重要度と緊急度がイコールの関係になってしまいます。そのため重要度と緊急度を分けて考えることは難しいです。
2つ目の理由として緊急の仕事が発生している時点で仕事が間に合っていないということが言えるためです。緊急の仕事というのはそもそも事故的な要素を多く含んでおり、こういった緊急の仕事の対処は常に最優先となるはずです。つまり大事なことはいかにこういった仕事を出さないかで考えていくべきだとわかります。
これらのことから緊急度で優先順位を決めていくことは難しいため、結果的に重要度でしか優先順位を決定することができません。そのため重要度にのみ焦点を当てて優先順位を考えることをおすすめします。

重要度の高いものとは

では重要度の高い仕事にはどのようなものがあるかという点です。これは当たり前のことですが自分の職場にとって重要な仕事とは何か、これを徹底的に見つめ直してみることが重要です。
もちろん色々な意見があるかと思いますが、一番多い意見としては成果をあげる仕事が最も重要だと思います。逆にどれだけやっても病院の成果につながらないような仕事に関しては重要度が低いと考えても問題ありません。この成果に直接結びつくような仕事が重要度が高いと言えますので、優先すべき仕事は成果に直接結びつくような仕事ということがわかります。自分の職場にとって重要度の高い仕事を理解して優先順位を考えましょう。